実効再生産数は落ち着いていますが・・

2週間ほど前に、東京都の実効再生産数が1.0を超えましたと紹介しましたが、その後近似線の予測に反し、実効再生産数は落ち着いており、1.0を下回ってまま推移しています。一方、休日の人流は相変わらず増加傾向が続いており、このままいくと早晩感染拡大前の水準に戻りそうです。変わり映えのしない報告ですが、2週間ぶりにご紹介します。まずは、アグープのサイトから引用した休日15時台の人流データです。これは、感染拡大前の2020年1月から2月の休日の平均値を100とした数値で表しています。東京都18カ所と埼玉・千葉・神奈川12カ所の平均値の推移です。

この2週間の休日の推移を赤丸で囲んでいますが、3県の数値はほぼ感染拡大前の水準にきており、東京都も感染拡大前の8割を超えるところまできました。これは東京オリンピック直前の水準よりも多く、2021年としては最も多い水準にきています。一方で実効再生産数はこの2週間を見ると(赤丸で囲んだ場所)1.0を下回ってからはほぼ横ばいとも言える状況にあります。

直近30日の近似線も多項式近似では2乗項の係数がマイナスなので、先行き見通しは減少となります。

感染者が激減した10月以降は、こうした人流と実効再生産数の関係もほぼ関連が認められない状況が続いています。それはあくまで第5波の主役であったδ株が、ひところの感染力を失っている状態であることの要因が大きいのではないかと思っています。(個人的にはウイルス自壊説を支持しています)強力な変異種の侵入は、こうした状況を一変させる可能性があります。

昨日オミクロン株についてご紹介しましたが、政府はいち早くすべての国からの入国者の原則停止を決めました。人流が高くなっている状態での、こうした迅速な措置は評価されるべきものと思います。