緊急事態宣言開始直前の人出は減らず

本日から東京の緊急事態宣言が再開されます。久しぶりに晴れ間のあったこの週末の人出はどうだったのか調べてみました。データソースはいつものようにアグープのサイトからです。東京都18か所、埼玉、千葉、神奈川の3県12か所の土日、午後3時台の人出です。数値は感染前の2020年1月から2月の休日の平均値を100とした時の割合をしめしています。東京および3県の個々の観測地点の人流の推移を示します。 

昨年末からの休日の人出推移を示しています。BとかBC,は人出のパターンを分類したもので、Bは休日の人出<平日の人出、BCは休日の人出≦平日の人出、Cは休日の人出≒平日の人出、Lは休日の人出>平日の人出です。

赤い枠は緊急事態宣言期間を示しています。今回の週末については、青い楕円で囲んでいるところにご注目ください。今年に入って実施された2回の緊急事態宣言では、宣言開始直後に大きく人流が落ち込んでおり、これが感染拡大抑制の貢献したものと推定されます。ところが今回はそうした宣言直後の大きな人流低下の兆候が見えません。最後の向きが下へ向いていますが、これは土曜から日曜にかけて毎回みられる傾向ですので、宣言の効果ではないと考えています。宣言慣れ、宣言疲れ、などが言われていますが、これまでのように宣言の効果がみられるのか大変に心配です。

こちらも様子は変わりません。いずれのグラフを見ても人出が抑制されている感じがありません。

この二つは、休日の人出の方が平日よりも多い、いわゆる歓楽街や観光スポットですが、中には片瀬江ノ島海岸のように大幅に増えたところさえあります。

以上をまとめて東京都(18か所)と3県(12か所)の平均値の推移のグラフを示します。

まだ宣言が始まる前ですから断定はできませんが、前の2回の宣言時を比べて、直前まで人出が減る兆候が見られないのは大変心配です。このままいけば、明日の火曜日には東京都の新規感染者が1000人を超えそうな気がしてなりません。この予測が当たらないことを祈ります。