アグープは語る・・「有名観光地のみ賑わう」と

11月の三連休から3週間連続で関東地方の週末の人出の状況をみてみましょう。データはいつものようにアグープのサイトから引用しています。

https://corporate-web.agoop.net/pdf/covid-19/agoop_analysis_coronavirus.pdf

今日お見せするデータは、週末の午後3時の人出です。感染拡大以前の今年1月から2月にかけての週末の人出に対する100分比率で表しています。

関東地方では33か所のデータが提供されています。中央の赤い点線の横線が今年1月―2月の人出に相当する線です。ざっと見ていただいてこの赤い点線を上回るのはほとんどないことがわかると思います。すでに感染拡大、第3波襲来が明らかとなった三連休以降は、総じて週末の人出が抑制され、今年の1-2月よりも少なくなっています。

しかし明らかな例外もあります。下段の右端にある箱根湯本です。今年の1-2月に比べて2倍近い人出が見られます。よく見ると、同じグラフの片瀬江ノ島海水浴場、隣のグラフの桜木町駅、関内駅も赤い点線を上回っている週末があります。一方で東京のターミナルで赤い点線を超えた場所は一つもありません。

これの意味するところが明白です。ほとんどの場所は人出が自主的にまたは要請を受け入れて人出が抑制されているのですが、有名観光地周辺は抑制されているとは言えない状態であるということです。

このことは、今年初めからの一日ごとの人出の推移をみるとさらに明らかです。

赤い三角印は5月の連休です。多くの地点で人出が谷底を記録しています。青い棒が平日、赤い棒が休日の人出です。上の段左から東京有数の観光スポット浅草、若者の多い原宿、夜の街歌舞伎町、下の段左から元町・中華街駅、片瀬西浜海水浴場、箱根湯本駅です。これをみると上の段の東京は浅草といえども人出は抑制されています。一方で横浜、江の島、箱根は感染拡大後も抑制されているようには見えません。この違いについて、Go To キャンペーンは無関係なのでしょうか?アグープデータは語っています、「(東京以外の)有名観光地のみ賑わっている」と。

いまだに北海道、大阪、東京以外のGo To トラベルキャンペーンの見直しはされないようですし、期間も延長されるようです。こうした観光地での感染は本当に大丈夫なのでしょうか?それとも約5000万人利用しても244人しか感染しなかったから大丈夫とでも説明するのでしょうか?