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かんとこうブログ

2024.03.09

パリへの道 その1

今年も陸上競技の世界大会があります。これで東京オリンピック以来4年連続となりますが、4年連続での世界大会は史上初めてのことです。すでに標準記録も設定され、認定期間内に入っています。ここから直前まで激しいランキング順位の戦いが繰り広げられます。今日はパリオリンピック陸上競技の出場資格と選手選考についてご紹介します。(全く個人的な趣味の話です、関心のない方はどうか無視していただければ幸いです)

出場資格については、まず有効期間内に標準記録を突破していること、さらには、直前のランキングで予め定められた出場選手数の枠内に入っていることということになります。こう書くと簡単なようですが、4年に一度の世界最高峰の舞台なので、標準記録のレベルが極めて高いレベルにあります。下表はパリ大会の標準記録ですが、赤字の記録は日本記録よりも高いレベルの記録であり、女子種目の半分以上は日本記録よりもレベルが高いのです。

さらに言えば参考として示してある2023年・2022年の世界選手権の標準記録よりもレベルが上がっています。この標準記録の有効期間は昨年から始まっており、すでに日本選手でも何人かの選手がこの記録を突破しています。(下表左)

一方で、パリ大会主催者側の基準とは別に日本としての派遣基準があり、その基準をクリヤーした内定選手が出ています。世界選手権優勝の女子やり投げの北口選手をはじめ、マラソン、競歩の選考会で上位に入った選手達(表中の赤字)が内定しています。

どうやって選手を選考するかについては、上の右側にありますように、去年の世界選手権の成績、今年行われる日本選手権の成績、そして世界ランキングの順位で決められます。細目までいれるととても複雑なので、詳細は省きますが、代表を勝ち取るのは、記録を積み上げた上で日本選手権で上位に入ることが絶対条件です。実際には日本選手権の時点で内定を勝ち取れる選手は全出場選手の半分くらいで、残りはランキングによる決定になると思われます。

さて世界ランキングに話を移しますと、ここで言うランキングとは1か国3人までに限って順位をつけたランキングです。この1か国3名までのランキングでターゲットナンバー(TN)以内に入っていることが資格条件になります。ターゲットナンバーとは、出場選手数であり、トラック種目では27名から56名、フィールド種目は32名、混成24名などと種目ごとに決まっています。この数は原則競技時間によって決められており、短距離は多く、長距離は少なくなっています。

現在のランキングは一体どんな感じかというと日本選手はまずまずの位置にいるのではないかと思います。しかし、本格的な競技会はこれからですので、これから毎週毎週どんどん順位が変動していきます。それでは現在のランキングと注目選手をご紹介していきます。

男子トラック競技です。RKは1か国3名のランキング、RK2はそうした制限なしのランキングです。RKの順位がTNの数字よりも小さければランキング内(緑色で色付けした選手が該当)ということになります。

現時点で世界のトップ10に入っているのは、1000Mの田澤選手、110MHの泉谷選手、3000MSCの三浦選手の3名ですが、この他100Mのサニブラウン選手、400Mの両佐藤選手、10000Mの塩尻選手なども注目しています。続いて男子フィールドとロード競技です。

ここで世界のトップ10入りは、走高跳の赤松選手、やり投げのディーン元気選手、20K競歩の池田選手ですが、走幅跳びの橋岡選手、マラソンの3選手にも注目しています。今大会ではとうとう競歩が20Kmだけになりました。視聴者が飽きてしまうという理由だそうですが、また、代わりの団体戦を行うそうですが、スポーツの本質を外れているような気がします。続いて女子のトラックです。

世界ランキング10位以内は5000Mの田中選手、10000Mの廣中選手ですが、最も激しい代表争いをしてきた100MHの選手達にも注目しています。最後は女子フィールド・ロード競技です。

ここでの世界ランキング10位以内は、やり投げの北口選手、マラソンの前田選手でした。それ以外では走幅跳の秦選手、三段跳の森本選手、20Km競歩の藤井選手にも注目しています。

今日は今年の第1回目としてご紹介しました。これから本番まで何回かご紹介していきたいと思います。

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