シルバーウイーク中の感染拡大はあったのか?を検証する

9月のシルバーウイーク最終日からそろそろ二週間が経過しようとしています。久しぶりに人出がもどったシルバーウイーク中に、果たして感染は広がったのでしょうか?少し時期尚早かもしれませんが、東京都のデータに基づいて現時点で検証してみたいと思います。

新規感染者数と重症者数の推移から見てみましょう。

新規感染者数および重症者数については、9月後半から10月初旬にかけて特に増加傾向にあるという兆候は現れていないようです。次に、PCR検査数と陽性率の推移を見てみます。

PCR検査も平日はほぼ5000弱が実施されており、特に変化はありません。また陽性率も特に変化はありません。PCR検査の日別のデータは集計に時間がかかっており、1か月経過してもまだ修正されているような状態ではありますが、検査件数や陽性者数は時間とともに増加していますが、陽性率は大きく変わることはありません。したがって今の時点で陽性率も特に変化はないと言ってよいと思います。次に新規感染者数とPCR陽性者数を7日間の移動平均で見てみます。

この図からも9月終盤から10月初めにかけて増加の兆しを認めることができません。直近の感染のピークは8月初めでその後減少し、9月8日頃から小康状態になっているようです。最後に9月以降に焦点をあてて新規感染者数(7日間移動平均)とPCR検査陽性率の推移についてグラフを作成し、近似直線を求めてみました。

近似直線の傾きはいずれもほぼゼロであり増加の兆候は認められませんでした。9月25日のブログで、新型コロナ感染症は9月8日以降わずかではあるが拡大傾向にあるのではないかとの懸念を表明しましたが、今のところそれは杞憂に終わりそうです。秋から冬にかけては条件的に感染拡大のリスクが高まります。なんとかこれ以上拡大しないまま推移してくれることを祈りたいと思います。