病床使用率はこの1週間でどの程度増加したか?

昨日の夕方、厚労省のホームページの全国と各都道府県の病床使用率が更新されました。毎週水曜日時点の病床使用率が金曜日の夕方に発表されるスケジュールになっています。従って、最新のデータ日付は8月3日付となります。この1週間でどのくらい療養者や入院者、重症者、そしてそれぞれの病床使用率が増加したかを調べてみました。

療養者が428629人、入院者が3901人、重症者が364人、そして病床使用率が8.1ポイント、重症者用病床使用率が6.5ポイント増加しました。感染はそろそろ頭うちになりつつあり、東京都では計算上ではピークアウトしていると思われますが、病床の逼迫はこれからさらに厳しくなります。都道府県別にこの1週間の推移を見てみます。

病床使用率ではほとんどの都道府県でラインが押し上げられているのがわかります。一方、重症者病床使用率では、東京都、京都府、大阪府、沖縄県がすでに50%を超えているのが気になります。過去のピークにおいても50%を超えたのは第5波の東京圏、大阪圏、宮城県、静岡県、沖縄県、第6波の大阪圏くらいしかありません。都道府県によっては、すでにかなり厳しい状況にあるかもしれません。

現在の状況を過去の第5波、第6波のピーク時と比較して示します。

改めて過去のピーク時と比較すると、療養者は第5波の9倍、第6波の2倍以上になりました。入院者も過去のピークを上回りました。病床使用率は第6波のピークとほぼ同じレベルに到達しました。一方、重症者数、重症者病床使用率はまだ過去のピークに及びませんが、今後増加してくることは間違いないので注意してみておく必要があります。ここまでをまとめると、病床は過去のピーク以上に埋まり、重症者数も来週には第6波を上回る可能性が高いということです。

病床使用率、および重症者病床使用率について各都道府県の状況を過去のピーク時と比較して下に示します。

病床使用率ではいくつかの県ですでに過去のピークを上回っています。神奈川、静岡、愛媛、佐賀、長崎、熊本、鹿児島です。一方重症者病床使用率については過去のピークを上回っているところはごく一部に留まっていますが、やはり本格的に逼迫してくるのはこれからでしょう。しばらくウオッチを続けます。