第7波は日本だけ?

日本は連日感染者が急増していますが、世界の他の国はどうかと思って調べてみました。いつものように札幌医科大学のコロナ特設サイトで人口100万人あたりの感染者数を調べた結果をご紹介します。

一昨日時点の主な国の人口100万人あたりの感染者数です。

これまではたいてい欧米諸国が日本の上にありましたが、今回は上にはオーストラリアと韓国の二か国しかありません。いつのまにやら日本の感染者数は世界のトップレベルに来ていたようです。果たしていつからこのような事態になったのか、今年に入って以降と今月に入って以降の世界の主要国の感染者数(7日間の移動平均)の推移は以下のようになっていました。

左が今年に入って以降、15日間隔での人口100万人あたりの感染者の推移、右が今月に入って以降の人口100万人あたりの感染者数の推移です。日本は赤線で示しています。

左のグラフから、第6波においては世界で日本を上回る確率で感染者が出ていたこと、6月中旬以降拡大傾向にはあるものの、日本ほど急激に感染者が増加している国は少ないことがわかります。右の図では、さらに7月に入ってからの感染者の増加がオーストラリアとともに突出していることがわかります。このままの傾向が続けば、早晩100万人あたりの感染者数が世界一になりそうな勢いです。

ただしあくまでこれは各国が日本と同しように、感染者数について毎日ちゃんと集計しているという前提での話になります。少なくともイギリスやフランスは感染者数が毎日更新されていないようで、7日間の移動平均の数値が2-3日変化しないケースがほとんどです。もう海外は感染者数の動向にさほど注意を払っていないかもしれません。となるとこの感染者数がどこまで全体を正しく表しているのか疑問にはなりますが・・

オミクロン株には、新たにケンタウルスという異名を付けられたBA2.75株が現われました。BAよりも感染力が強力であると言われています。そうでなくともこれまでの経験からは、第7波のピークアウトはまだしばらく先であると思われます。今後感染者はまだ増加するでしょうが、これからは感染者数もさることながら、すでに50を超えてきた病床使用率の方をより気にかけて見ていく必要がありそうです。