関塗工の平均年齢は80歳!

関塗工組合員の平均年齢は80歳です。と言ってもこれは人間の年齢の話ではなく、会社の”年齢”の話です。創立から数えて現在まで何年経ったかという”年齢”を平均すると今年は80歳になるであろうという話です。それがどうした?と言われるかもしれませんが、この数字はなかなかのものではないかと思いました。日本企業の平均年齢は30年というようなことを聞かれたことがあるかもしれません。実際、帝国データバンクの調査結果では、企業の平均年齢は37.48歳とされています。関塗工の80歳というのはその倍以上にあたり、長期間社会に貢献してきた何よりの証ということになります。前置きはこのくらいにして関塗工加盟の全46社の創設年を一覧表で示します。

字が小さくて申し訳ありませんが、これが関塗工全46社の創立年と”年齢”です。周年と書いた欄にあるのが”年齢”であり、昨年の12月31日現在の”年齢”です。これらを平均すると79.8歳になります。今年創立記念日がくればさらに1歳増えますので、現時点で計算すれば80歳を超えているだろうと思われます。

最も創立が早かったのは日本化工塗料株式会社で1885年(明治18年)になります。日本特許第1号を登録している歴史ある会社としても知られています。ついで株式会社吉田製油所の1909年(明治42年)でここまでが明治の創立です。続いて大成ファインケミカル株式会社の1914年(大正3年)、中国塗料株式会社の1917年(大正6年)、長島ペイント工業株式会社の1923年(大正12年)、東京ペイント株式会社の1924年(大正13年)と大正創立組が続きます。昭和に入り、ミカサペイント株式会社の1928年(昭和3年)、日本特殊塗料株式会社の1929年(昭和4年)、興洋化学株式会社の1932年(昭和7年)、荒川塗料工業株式会社の1934年(昭和9年)と昭和ヒトケタ創立組が続き、ここまででベスト10になりました。

このあとほぼ毎年のように塗料会社創立が続いていきます。こうした創立ラッシュは昭和50年代まで続き、戦前から戦後にかけて日本の工業化が進む様子をうかがい知ることができます。最も新しいのはスズカケミー株式会社の1972年(昭和47年)としていますが、この会社はおそらく関連会社のルーツをたどればもっと古くの創立時期が見つかるものと思っております。

この設立年はどうやって調べたか?ですが、実は関塗工内で保有しているファイルに残っていた数字をそのまま使っています。したがって、先ほどのスズカケミーさんのような例もあり、ルーツをさらに遡れるケースもあるのではないかとも思いましたが、今回はこのまま使わせてもらいました。もし、これは違うという組合員がおられましたら、是非ご一報お願いします。

創立の年代を10年毎に区切って数えると下図のようになります。

これを見ると塗料会社の設立が最も多かったのは、1930年代から50年代にかけての30年間であったことがわかります。この中には第2次世界大戦中の国策による企業の集約化なども含まれており、一概にひとまとめにはできませんが、形はどうあれ先の大戦が日本の産業構造に大きな影響を与え、多くの新しい会社が創設されたことだけは間違いありません。

さて、上で紹介した関塗工の創立年ですが、世界の塗料会社と比べてどうなのでしょうか?上の表の一番右側に独断で選んだ世界の主要塗料メーカーの創立年をまとめてあります。これもどこまで遡って調べるかで数字が違ってくるとは思いますが、私のわかる範囲で調べた結果はこのようになりました。

さすがに日本より古い会社が多くあるのですが、一方で意外にそうでもない会社もありました。さらに言えば、関塗工の中にも世界の大企業に引けをとらない長い歴史をもった会社があるのだとも言えます。関塗工の平均年齢は80歳です。平均で80年という長い歴史を持っていることは、それはすなわちそれぞれの会社が社会へ貢献し、社会からの信頼得ている証であると言えるのではないかと思っています。