ウグイスはあの鳴き声で何を伝えようとしているのか?

連休中に家にいるとウグイスのあの美しい鳴き声が聞こえてきました。一体あの鳴き声は何を訴えているのでしょうか?気になって調べてみました。塗料に何の関係もありませんし、少しも化学的な話ではありませんが、閑話休題、たまには息抜きも必要かとご寛恕ください。

ネットで調べるとかなりのサイトでこの話題は取り上げられていましたが、ウエザーニュースのサイトが一番まとまっていたので、その内容を引用し整理してご紹介します。

ウグイスの鳴き声といえばまず真っ先に「ホーホケキョ」ですが、これは繁殖期を迎えたオスの鳴き声であり、『さえずり』と呼ばれます。意味合いは自分の縄張りの主張とメスへの求愛だそうです。繁殖期は2・3月から7月半ばまでで、ウグイスの繁殖期がこの季節であることには、昼の長さが関係しているとのことですが、これはまたあとで触れます。

繁殖期の鳴き声はもう一つあり、「ケケケケ、ケキョケキョ、ケキョケキョケキョ……」と長く鳴くことがあり、これは『谷渡り』と呼ばれ、猛禽類や人が接近した時に発せられる警戒音だそうです。

繁殖期を過ぎると、オスもメスも『チャッ、チャッ』と小さく目立たない『地鳴き(じなき)』と呼ばれる鳴き声を発します。ウグイスの場合は特に『笹鳴き』と呼ばれているそうです。これも警戒音の一種で、ほかの個体が近づいてきそうなときに、“自分がここにいます。距離を保ってください”と知らせるためとみられています。

実はこれ以外にもウグイスの鳴き声があるそうです。別なサイトで紹介されていたものをご紹介します。

ベネッセのサイトで紹介されていたもので、『ぐぜり』です。要するに『さえずり:ホーホケキョ』の練習だそうです。ウグイスは生まれたときからあのように鳴けるわけではなく、練習を重ねて初めて美しい声で鳴けるようになるそうです。美しい鳴き声は自分の子孫を残すための重要な手段であり、練習を怠るわけにはいかないようです。一説には一人前(一羽前?)に鳴けるようになるには3年かかるという話もありました。真偽のほどはわかりませんが、美しい鳴き声の裏には努力の歴史があることは間違いないようです。

野鳥の会埼玉のサイトには、ウグイスの鳴き声については、まずこの本を読めということが書いてありましたので、それもご紹介しておきます。松田道生さんという方が書かれたその名もずばり『鳥はなぜ鳴く? ホーホケキョの科学』という本で① どうだ、オレは強いんだぞ! ② こっちに入ってくるなよ! ③ 大好きだよ、結婚して!という気持ちで鳴いているのだそうです。①と②は競争相手である同性に、①と③は結婚相手である異性に対してのアピールと言うことになるのでしょう。

ところで始めの方で、「繁殖期は2・3月から7月半ばまでで、この繁殖期がこの季節であることには、昼の長さが関係している」と書きました。化学屋の端くれとしてはこう聞くと、どんなメカニズムで繁殖期が決まっているのか知りたいところですので調べてみました。残念ながらウグイスについては詳しくはわかりませんでしたが、ウズラについての詳しい記述がありましたのでご紹介します。

書いておきながらですが、私にはちんぷんかんぷんで全く理解できませんでしたが、複雑な経路によって日が長くなると黄体ホルモンの分泌がうながされ性腺が発達するということだけはわかりました。動物の種類によって長日繁殖性、短日繁殖性と別れるのは、主には妊娠期間の長さによるそうで餌が豊富な期間に仔が成長できるように遺伝的にプログラムされているそうです。馬は妊娠期間が約1年あるので、長日期に妊娠し1年後の長日期に出産します。羊やヤギは、短日期に妊娠し半年後の長日期に出産します。いずれも餌となる植物の繁茂期にあわせて出産されるよう、妊娠期がセットされているということだそうです。

少しは化学的に書きたいと思いましたが、残念ながらお手上げです。今度ウグイスの美しい鳴き声を聞いたら、その鳴き声が長期にわたる練習の成果であることを思い出してもらえればと思います。