今更ながらですが、都道府県別新規感染者数を眺めて気になったこと・・沖縄にワクチンを

3年ぶりの規制なし5月の連休が終わりました。この間観光地が久々の賑わいを見せたと報じられていました。連休明けには感染の再拡大との予想も聞かれていましたが、果たしてどうなるか一抹の不安はあります。

そこで久しぶりに直近7日間の人口100万人あたりの新規感染者数を都道府県別に眺めてみました。データは一昨日までのものですが、ある意味驚きの結果でしたので今日はそれをご紹介します。データの引用元は札幌医科大学のコロナ特設サイト(下記URL)です。

https://web.sapmed.ac.jp/canmol/coronavirus/death?msclkid=02def32ecf3111ec8b20f9b686501f44

直近の7日間のデータの前に、これまでの累計データをご紹介します。

沖縄、東京、大阪の3都府県が累計の感染者で10万人を超えています。上位を見ると大都市周辺の都道府県が多く、言い換えると人口の多い都道府県が人口100万人あたりに換算しても感染者が多かったということになります。これはある意味これまでの印象と比べて違和感がありません。沖縄がトップというのは、米軍施設の存在と全国の宿泊者数が3位の座を北海道と争っているという事情によるものと理解しました。次に直近7日間の都道府県別新規感染者数の合計です。

まず目を引くのは、グラフの左側の縦線であるステージ3とステージ4の境界線ならびに沖縄の感染者数の多さです。世の中は、もう感染が過ぎ去ったかのような安心感にあふれていますが、今なおすべての都道府県で新規感染者数がステージ4の基準を上回っているのです。

沖縄は第2位の鹿児島県の感染者に比べて3倍近くの感染者が出ておりダントツのトップです。上述した事情に加え、沖縄は3回目ワクチンの接種率が全国最低であるとの報道があったことを思い出しました。3回目ワクチンの接種率と直近7日間の新規感染者数合計とは関係があるのでしょうか?

沖縄、東京、大阪について、各年代別の3回目ワクチン接種率を他の都道府県と比較しました。データ引用元は首相官邸ホームページ(下記URL)です。上から20歳台、40歳台、60歳台、80歳台です、60歳台のデータは60-64歳のデータと65-69歳のデータを単純平均しました。また縦軸はそろえていません。

https://www.kantei.go.jp/jp/headline/kansensho/vaccine.html?msclkid=d0a3e683cf3011ec8a14e1a33c8a9ad6

データは5月2日現在ですが、依然として沖縄は調べてみた全年代で全国最下位、それもかなりダントツの最下位です。また大阪も20歳台、40歳台で全国46位、60歳台でも45位と3回目接種が遅れています。これに比べると東京は各年代とも比較的進んでいる方だと言えます。

累計と直近7日間の感染者数の差異を説明しうる一つの要因が3回目ワクチンの接種率かもしれません。

上位10道県を見ると東京も大阪もその周辺も入っていません。かわりに沖縄を含む九州地方が6県も入っており、累計感染者とは大きく異なっていることがわかります。そこでこれら上位10道県の各年代におけるワクチン接種率を調べてみました。それぞれの道県が各年代の接種率で全国何位にあるのか一覧表にしてみました。 

わかりやすくするために、全国平均よりも進んでいる場合を緑色に、30位台の場合には薄いオレンジ色に、40位台の場合には濃いオレンジ色で色付けしてみました。全般的に30位台、40位台の道県が多いと思います。

それにしても沖縄の直近の新規感染者の数はとびぬけて多く、にもかかわらず3回目ワクチン接種率の進捗はとびぬけて遅れています。大阪も同様な状況と言えるかもしれません。3回目ワクチンの推進は基本的には地方自治体の問題なのかもしれませんが、すくなくとも沖縄については、政府ならびに厚生労働省はもっと積極的に関与して推進を支援すべきではないかと思います。