緊急事態宣言でも減らない週末の人出・・このままでは感染者急増必至

4度目の緊急事態宣言が発せられて最初の週末でしたが、週末の昼間の人出は、これまでの第2次や第3次と比べ全くと言っていいほど人出が減りませんでした。いつものようにアグープのデータで状況をご紹介します。

東京都18か所、千葉埼玉神奈川3件12か所の昨年末以降の午後3時の人出を、感染拡大前の昨年1-2月の平均値を100とした数値でプロットしています。赤枠は緊急事態宣言期間を示しています。一番右の赤枠内が今回の第4次緊急事態宣言期間の2日間です。

アルファベットは、その地点の人出の特性によるグループ分けで、Bは 休日の人出<平日の人出、BCは 休日の人出≦平日の人出、Cは 休日の人出≒平日の人出、Lは 休日の人出>平日の人出です。

いずれ地点もおおまなか傾向は同じであり、第2次、第3次緊急事態宣言では、宣言発出直後に大きく人出が減りましたが、今回は全くと言っていいほど減りませんでした。もう少しわかりやすくするため、東京18か所、3県12か所の平均値の動向を見てみましょう。

今度は青い網掛け部分が緊急事態宣言期間です。第2次、第3次の発出直後には、特に東京の人出が目に見えて減少しましたが、第4次は減っていません。これはいろいと言われていますが、緊急事態宣言に対する”慣れ”や”疲れ”、”不満”のほかにオリンピックの開催が影響しているように感じます。オリンピックが開催できるなら大したことはない、オリンピックをやれるくらいなら外出しても大丈夫というような感覚を持った人が多いのかもしれません。

さて、こうして宣言にもかかわらず人出が減らないとするとこの先、感染者、重症者はどうなるのでしょうか?

最近30日間の新規感染者数と重症者数のグラフから近似をして、最もR2乗の大きかった多項式(2次式)近似からこの先2週間後、1か月後の数字を計算してみましょう。

7日間の移動平均で昨日は初めて新規感染者が1000人を超えましたが、このままいくと2週間後には1594人、1か月後には2546人になります。重症者についても同様に計算すると2週間後に70人、1か月後に96人と計算されます。新規感染者数の増加に比べ、重症者数の増加がそれほどでもないのは、ワクチンの効果と考えられます。

手持ちの札の中でワクチンに次ぐ最強の切り札を使いましたが、この最強の切り札はもはや神通力を失ったようです。このまま手をこまねいて感染者が増えるのも見ているのでしょうか?