日塗工業況観測アンケート3月の結果・・前年同月比はプラス、前々年同月比はマイナス

昨日、日塗工から2021年3月度の業況観測アンケートの結果を受領し、組合員様には本日FAXでおしらせしています。

3月分の調査結果ですが、全体では2月に比べ前年同月比(金額)で8.2ポイントと大幅に上昇しました。ただし、前年3月は全体に需要低迷が続き、用途別全体の前年同月比が92.3でありましたので、前々年比では、96付近の値となります。以下に昨年3月からの各需要分野別前年同月比(金額)の一覧表を示します。 

前年同月比(金額)では、船舶・構造物を除き100を超えましたが、前々年同月比ではいずれも100を下回っています。前年同月は、その前年10月の消費税増税の影響と拡大を始めた感染症のため、全体の前年同月比(金額)が92.3と低迷していました。このため、前年同月比では100を上回りながら、前々年同月比では100を下回るという現象がみられています。来月以降は前年の前年同月比がさらに悪化しますので、前年比と前々年比の格差はさらに拡大するものと思われます。下に、昨年1月以降の各需要分野における金額の前年同月比と前々年同月比を示します。

昨年9月ころまでは前年同月比と前々年同月比はほぼ同じような値ですが、10月以降は少し乖離が出始めています。来月以降はさらに乖離するものと思われますので注意してみていきたいと思っております。最後にずっとご紹介しているリーマンショック時とコロナ禍の対比です。

コロナ禍の需要はリーマンショック時に比べれば落ち込みが軽度と言ってきましたが、ここへきて前年同期比の差はなくなりつつあります。基点(リーマン:2008年9月、コロナ:2020年1月)から12か月を経過し、ここからリーマンショック時は大幅に前年同期比が改善されていきました。昨年の4-6月は大幅に需要が落ち込んだ時期にあたりますので、普通であれば今年の4-6月の前年同期比は大幅プラスになるはずですが、それもこれもワクチン接種も含めた感染症の行く末にかかっていると言えるでしょう。