ワクチンに関するあれこれ

今日は、新型コロナウイルス向けのワクチンに関する話題をあれこれご紹介します。第4波の襲来がほぼ確実視されるなか、感染防止にきわめて即効性のある有効な手段がない以上ワクチンに期待するところがいやでも多くなります。日付の新しい情報をネットで拾いました。まずは治験結果、臨床結果からです。

左から順にご紹介します。ファイザー製薬は、これまで接種してこなかった15歳以下の子供たちに対する治験を行い、100%の有効性(感染防止効果)があることが証明されたというものです。副作用も従来得られている治験の範囲内ということで、若年者への接種がすすめられるようです。

真ん中は、アメリカCDCが行った臨床試験結果で、ファイザーまたはモデルナのワクチンを1回以上接種すれば、すくなくとも80%の感染防止効果が得られるというものでした。ただしこの試験結果ですが、ファイザーの1回接種者、2回接種者、モデルナの1回接種者、2回接種者といった細かな数字が判らないので、手元で効果を計算することができません。

右は安全上の問題が指摘され、ヨーロッパでは高齢者への接種が一時停止されていたアストラゼネカのワクチンの安全性に関して、ドイツの医薬当局が発表したもので、接種者27万人に対し、31人に血栓の形成が認めらたというもので、その大半は女性であったとのことです。引き続き調査が行われるようです。

とは言え、こうした情報よりもやはり日本での接種がどうなるのかということへの関心がどうしても高くならざるを得ません。大変よくまとまったサイトがありましたので、そこから情報を引用させてもらいます。

https://answers.ten-navi.com/pharmanews/20139/

まずは、現在の接種進行状況です。

グラフで見る限り順調に進んでいるようには見えますが、想定されている医療従事者は400万人もいますので、2回打ち終わるにはあと700万回必要であり、どうひいき目に見てもあと2か月はかかりそうに見えます。全体のスケジュールについては、よく報道されているように以下のようになっています。

果たしてこの通りに進められるかは、第一義にワクチンの供給をしてもらえるのかどうかにかかっています。これについて、政府は5月10日の週に優先接種対象の医療従事者全員が2回接種できる量の配布を完了できるとしており、高齢者向けは、6月末までに2回接種に必要な量を供給できる見込みとしているそうです。

現在までは、日本ではファイザー製薬のワクチンのみが接種されていますが、航空便1便ごとに許可が必要なファイザー品にすべてを頼っているのはいささか心もとない気がします。それ以外のワクチン臨床、申請、承認に見通しについてはどうなっているのでしょうか?

オリジナルの表にはこれ以外のメーカーの記載がありましたが、割愛させてもらいました

今後の見通しについて、同サイトからの記述を引用します。「アストラゼネカのウイルスベクターワクチンは2月5日に承認申請。モデルナのmRNAワクチンも、日本での供給を請け負う武田薬品工業が3月5日に申請しました。順調にいけば5月にも承認され、国内で3つの新型コロナウイルスワクチンが使えるようになる見込みです。」

ワクチンが感染を防止し、収束方向へ向かわせる効果があることは、イスラエルはじめアメリカやイギリスでも実証されています。一方、変異種に対し、既存のワクチンの効果が低下するとの指摘もあります。ワクチン接種の時期は早ければ早いほど効果が高いことは論をまちません。モデルナ、アストラゼネカの承認と承認済ワクチンのスムーズな供給を願ってやみません。