自動車国内生産2月は前年比マイナス

自動車の国内大手8社の生産台数が30日発表されましたが、2月の国内生産台数は、前年同月比9.1%減の66万6751台でした。世界的な半導体不足や地震の影響などを受け、8社のうち日産自動車を除く7社が前年割れとなったとのことでした。

とりあえず、いつものように昨年1月からの推移をグラフで示します。

ホンダの国内は特に大きく落ち込み影響をうけています。2月の国内生産で前年比プラスは8社中で日産だけでしたが、世界生産で見ればこの3社とも前年比はプラスでした。しかしながら忘れてならないのは、昨年の2月はすでに世界的なコロナウイルス感染拡大の影響が出始めていたことです。後ほど前前年比のグラフをお見せしますので、それもあわせて考える必要がありそうです。

この3社の中では、スバルが特に影響をうけ落ち込んでいます。世界生産でもこの3社はいずれも前年比マイナスでした。

昨年来比較的好調だった軽自動車主体の2社ですが、国内生産はわずかにマイナスでした。スズキは世界生産ではプラスとなりました。

ここで各社の2月の生産について、前年比と前前年比を並べてみることにしましょう。

左が前年比、右が前前年比です。全般に前前年比の方が値が低くなっており、前前年比でプラスはダイハツの国内とスズキの世界だけでした。前前年比が平年並みの基準になりうるかどうかは議論のあるところではあると思いますが、こうしてみると、比較的早く回復したとみられていた自動車産業も、なかなか厳しい状況にあると思われます。