中途半端な結果ですが・・人流と実効再生産数の相関

この週末、特に土曜日は各地とも人でにぎわったようです。例によってアグープのデータで人出の状況をグラフにしてみました。傾向は変わらず、緊急事態宣言から人出は増加傾向であり、特に都心よりも周辺部で人出は多く、日曜日よりも土曜日に多く人が出ているという全体の傾向は変わりありませんでした。そこで今回は1都3県を一挙にお見せします。データソースも同じです

https://corporate-web.agoop.net/pdf/covid-19/agoop_analysis_coronavirus.pdf

赤枠で囲ったのが、この週末です。基準はいつも通り、昨年1~2月の休日の平均を100とした数値です。個々の箇所は説明しませんので、ざっと全体を眺めて傾向を把握してもらえれば十分かと思います。

この30カ所は、東京都内18カ所、埼玉、千葉、神奈川3県で12カ所ですので、それぞれの平均をとってみました。(上の左図)青線が東京、赤線が3県です。今回はさらに、東京都の実効再生産数(各日の実数(青線)と7日間の移動平均(赤線):上の中図)さらには、東京都の人流と実効再生産数の相関図(上の右図)を示します。実効再生産数は残念ながら直近の2週間の数値が計算できませんので、途中までの相関しか得られていません。

得られている範囲での相関係数は0.64とそれほど高くはありません。関係がある可能性があるという程度でしょうか? 1月と2月の人流を見ると明らかに2月の方が多いので、今後実効再生産数も上がってくるかもしれません。ただこの比較はあくまで休日のみの比較なので限界があります。また、都道府県別の感染者の集計はおそらく居住地単位で行われているので、こうしたデータの処理でよいのかわかりません。個人的には、公的機関でこうした人流と実効再生産数の関係について、しっかりと検証していただきたいと思っています。