3連休の人出・・・「感染が減らない程度」の減り方か?

昨日に引き続き、先週末の三連休(1月9日~11日)の人出をアグープのデータによって検証してみます。すでにテレビなどで報道されているように昨年4月の緊急事態宣後の休日に比べると大幅に増加しているようですが、さらに重要な点は昨年暮れの人出からみてどの程度減ったかということではないかと思います。すなわち、昨年の暮れの人出の状況の中で感染は拡大してきたので、そこからどれだけ減っているかがポイントなのでないかと考えています。第1次緊急事態宣言の時には、8割おじさんこと西浦教授が「人の接触を8割減らさなければ短期間で感染を鎮静化できない」と主張し人々はそれに従いました。今回も基本的には同じはずです。今日ご紹介するデータはぜひその点を注目してください。

https://corporate-web.agoop.net/pdf/covid-19/agoop_analysis_coronavirus.pdf

今日は地点のタイプ別にご紹介します。昨日ご紹介した地点のタイプ分類をそのまま使います。Bは、平日の人出>休日に人出、BCは平日の人出≧休日の人出、Cは平日の人出≒休日の人出の、Lは平日の人出<休日の人出 の箇所です。最初はBとBCから(平日の人出の方が多い箇所)

データは左から昨年の11月29日、12月20日、1月9日、10日、11日です。数値は昨年の1月―2月の感染拡大前の日曜日の平均を100とした時の指数です。全体に左上から右下方向へ線が走っていますが、減り方はさほど劇的ではありません。感染拡大前に比べても5割を下回る箇所は少なくなっており、昨年暮れから8割減などはるかかなたです。

次にCです。

原宿駅、羽田空港などは、感染拡大前に比べて7割減に近いところまで減っていますが、川口、浦安、西船橋などのターミナルは目立った減少がありません。原宿など大幅に減ったところでも、昨年暮れの半分程度でしょうか?

最後にLです。

箱根湯本は急激に減りました。でもそれ以外の人出の減り方はそれほど劇的ではありませんでした。

こうしてみてくると、昨年暮れから8割減は残念ながらどの地点も達成できていないことがわかります。これで大丈夫なのでしょうか?もし大丈夫でないなら、こうしたデータについて、政府はコメントすべきだと思います。

1都3県に対しては、昼夜を問わず不要不急の外出をしないよう要請されていますが、十分に徹底されていないように思えます。アンケート調査によれば1か月で緊急事態宣言が終わりそうもないと考えている人が8割近くいるようですが、そうした背景には、人々がこれでは不十分だと感じているのではないでしょうか?緊急事態宣言が出されても、緊張感が足りないと感じるのであれば、こうしたデータを放置せずにコメントすべきです。