2020年の国内の自動車販売台数・・前年比は87.7%

昨日2度目の緊急事態宣言が発出され、本日から2月7日までの期間、さまざまな要請に基づき、一定の社会活動に制約が加えられることになります。企業に対しても出勤者を7割減にするよう要請が出されています。製造工場をかかえる製造業にとってこの要請に従うことは容易ではありません。こうした要請を出す際には、企業の労働者というのは丸の内に働く一流企業のオフィスワーカーだけではないことも考慮してほしいと考えるのは私だけでしょうか?

本題にもどりますが、この1月5日に(一社)日本自動車販売協会連合会から2020年12月と2020年累計の自動車販売台数が発表されました。生産台数の方は現時点での発表は11月までですが、販売台数はコロナ禍で苦しんだ2020年の数字がでてきましので、今日は前年比を中心にご紹介します。

今回は乗用車だけでなくトラックやバスも含めたすべての台数を対象にしています。またこの統計はブランド別に統計されており、「ブランドとは、車検証上の車名欄の名称を原則とする。なお、国産、輸入車を問わず同一車名に分類されるもの。」ということだそうです。従来の工場別、産地別というような区分けでは複雑化した流通経路の把握が困難との理由からだそうです。

その前にご参考程度に2020年12月の販売台数について各社の前年同月比を示します。

12月についてみれば、全体で前年同月比が107.4(右端)であり、好調であったように見えます。なかでも三菱、スバル、といったところがこれまでの不振を跳ね返すがごとく台数を伸ばしているようです。ただし、これが2020年の累積台数となると様相は大きく変わります。

上の図は各社の2019年1-12月の累積台数と2020年1-12月の累積台数を比較したものです。グラフに台数を入れていますので正確に比較できると思いますが、前年よりも増加したのはダイハツのみでした。合計の前年比は87.7%でしたが、この数値を上回ったのは、ダイハツ、三菱ふそう、トヨタ、UDトラックスとスズキのみで、軽自動車とトラック、そしてトヨタが比較的落ち込みが軽微(ダイハツは伸長)であったということになるでしょうか?

販売台数全体の前年比は87.7%でした。生産の方は、1-11月の累積数字から見るともう少し悪い数字になるのではないかと思われます。