今は最も日の出の遅い季節です

本日緊急事態宣言が発出されることになりました。今朝のニュースで自民党の国会対策委員長が、緊急事態宣言中の会食のルール(4人以下なら可とか)を決めようとしていることが報道され、これに対し日本医師会の会長が国会委員自ら率先垂範してほしいとコメントしていたことが紹介されました。何とも情けない気分になりました。本来この業界とは関係ないことは、できるだけ書かないようにしておりますが、あまりに残念でつい書いてしまいました。本題に戻ります。

国立天文台は日の出時間を分単位表記で発表していますが、東京の場合1月2日から1月13日までの12日間はすべて6時51分で、これがこの1年を通して最も遅い日の出時刻となっています。秒単位で表せばさらに最も遅い日の出の日を特定できますが、日常生活に対しては分単位で十分との判断であると思います。 

2021年の初日の出 神奈川県内で撮影

この手の話はこのブログで何度も取り上げています。なぜ一番日の出が遅い日が冬至ではないのかについては、なぜ一番日の入りが早い日が冬至ではないのかと同じように説明できます。

おさらいをしてみましょう。(2020年12月4日の当サイトのブログ参照ください)まず日の出、日の入時刻は基本的には太陽の高さで決まります。冬は日の出が遅く、日の入が早くなります。ただ日の出、日の入の時刻を決めるのはそれ以外にも要因があります。それは、地球から見た太陽の動き方が年間を通じて一定ではないことです。これは公転軌道に対して地軸が傾いていることと公転軌道がわずかながら楕円であることが原因です。このため南中(太陽が真南にくる時刻)が常に12時ちょうどではなく年間でかなり変動します。冬至の頃は南中時刻がどんどん遅くなっていきます。するとそれにつれて日の出、日の入の時刻も遅くなっていくのです。こうしたことが複合的に関与して、日の出が最も遅いのが今頃になると説明されています。(以上国立天文台のサイト(下記URL)から引用・要約しています。)

https://www.nao.ac.jp/faq/a0104.html

日の出が最も遅いのは冬至のあとの今頃ですが、日の出が最も早いのは、今年は夏至の前の6月5日から20日までの4時25分です。日の入については、今年最も遅いのが夏至の後の6月23日から7月4日までの19時01分、最も早いのが冬至の前の11月28日から12月12日までの16時28分です。日の出も日の入も最も早い時と遅い時で約2時間半違います。

1月13日を過ぎると日の出は、おおよそ1分/日ずつ早くなり、春へ向かって季節が進んでいきます。「冬来たりなば春遠からじ」・・・季節だけでなく、新型コロナウイルスに関しても「春遠からじ」と祈ります。