11月の自動車生産台数・・国内生産前月比は全社マイナス

あけましておめでとうございます。どうか本年もよろしくお願い申し上げます。緊急事態宣言発出が決定したようで、感染症の拡大がいよいよ深刻な状況となっているなか、今年もタイムリーな情報発信をこころがけていきたいと思います。

すでに昨年になりましたが、12月25日に日系自動車メーカー各社から発表された国内、海外の2020年11月の自動車生産台数をご紹介します。9月・10月と前年比を上回るメーカーが多く、復調を印象づけましたが、11月は一転して前月比がほとんどマイナスとなり、前年同月比もトヨタ、ホンダ両社の国内・世界生産とスズキの世界生産以外はすべてマイナスとなりました。いつものように3社ずつ見ていきます。

トヨタとホンダの2社だけは11月に入っても好調を維持ています。日産は、依然として前年同期比マイナスながら世界生産全体においては増加傾向にあります。

スバル、マツダともに10月の前年同月比プラスから11月はマイナスに転じました。三菱は日産同様に、依然として前年同期比はマイナスではあるものの世界生産全体では増加傾向にあります。

ダイハツ、スズキも前年同月比は10月よりも落ちてきています。スズキの世界生産はかろうじてプラスに踏みとどまりましたが、ダイハツの国内・世界スズキの国内はマイナスとなりました。

次に11月単月の前年同月比、前月比、1-11月累計の前年同期比を示します。

左のグラフは11月単月の前年同期比ですが、冒頭にご紹介したように、トヨタ、ホンダの両社の国内・世界生産台数およびスズキの世界生産台数以外はすべてマイナスとなりました。

11月単月の前月比さらに象徴的で、国内生産は全社がマイナス、世界生産も日産、ホンダ、スズキ以外はマイナスとなりました。前月比でみると特にダイハツの落ち込みが顕著です。

1-11月の累計の前年同期比は、1-10月とほぼ同様な傾向であり、日産と三菱の2社のち込みが目立ちます。国内生産累計の前年同期比は、トヨタ87.2%、日産58.6%、ホンダ82.9%、スバル78.3%、マツダ65.4%、三菱49.5%、ダイハツ90.1%、スズキ95.5%となっています。(いずれも手元集計で公式数字ではありません)

10月までの回復基調が再び減少傾向に転じた感があります。この背景はやはり感染症の拡大にあるものと推定され、12月以降も引き続き予断を許さない展開になるものと思われます。