上場塗料会社2021年3月期第2四半期決算の状況 その1

上場塗料製造会社の2021年3月期決算の第2四半期(7月-9月)決算をすでに発表している会社があります。まだ今週末発表という会社もかなりありますが、今朝の時点で発表している会社の数字を拾ってみました。今週末にはだいたい出そろうと思いますので、来週には全上場塗料製造会社の第2四半期決算(4-9月)の数字をご紹介したいと思います。

数字はすべて第2四半期終了時点での累計(川上塗料のみ第3四半期終了時点)

7-9月期は、その前の4-6月期に比べ、需要が回復してきた時期にあたっていました。下図は日塗工の業況観測アンケートによる塗料需要の動向を示していますが、4-6月期と7-9月期を比べると確かに回復はしているのですが、自動車用などを除くと数値的には劇的な回復とは言えない数値でした。このためか、第2四半期までの累計を見ても第1四半期決算の売上前年比と比べてほとんど改善しておらず、会社によってはさらに前年比が悪くなっている会社もあります。さまざまな指標を見ても需要が一定の回復をしていることは確実であり、次の四半期にはある程度回復傾向がみられるのではないかと思われます。  

まだ出そろっていませんので、個々の会社の状況にはコメントしませんが、現在まで発表のあった会社の中ではいずれも売り上げは前年比でかなりのマイナスでした。下に第2四半期までの累計売上の前年比%(左図)と2021年3月期の売上見通の前年比%(右図)を示します。

2021年3月期の決算見通しについては、今回の発表で見通しを修正した会社はなく、今回の7-9月期決算の内容は、ある程度織り込み済であり想定の範囲内だったのかもしれません。ただしそうは言っても2021年3月期の売上見通しは軒並みマイナス二桁%であり、厳しい数字であることには変わりありません。

本項、今週末の発表内容を加えて、来週もう一度掲載します。なお、数値の出典は、各社の決算短信です。