日本の自動車メーカー、5月の生産台数

6月29日日本の自動車メーカーから5月の生産台数が発表されました。大手8社の国内生産が前年同月比でマイナス61.8%、生産台数で287,502台となりました。これは、東日本大震災直後の2011年4月のマイナス60.1%を上回る史上最大の下落になります。また今年4月のマイナス46.7%からもさらに落ち込んでいます。昨日の発表から時間が経たないうちに、ほんの少しだけ最大手3社のここ半年あまりを振り返ってみます。

下の表と図は、トヨタ、日産、ホンダの2019年11月から2020年5月までの、国内、世界の生産台数と前年同期比の推移を示しています。前年同期比の数字は、トヨタの2019年12月の世界生産台数を除きすべてマイナスです。特に説明は不要かと思いますが、まずは表とグラフをご覧ください。

グラフでは、例によって比較がしやすいように、第1軸は始点がゼロ、第2軸に始点が-100%、最大値が0%に揃えてあります。上段が国内生産台数、下段が世界全体での生産台数、左からトヨタ、日産、ホンダの順です。青線が生産台数、赤線が前年同期比%です。この両者は、このような目盛の取り方であれば重なって然るべくですが、実際にも概ね重なっています。

国内生産でみると、ホンダだけやや異質な動きになっています。ホンダは国内生産に限っては、他の2社よりもはるかに影響が軽微なようです。最も国内生産で影響をうけているのは日産で長い下り坂をころげ落ちるかのような動きです。

世界生産は、3社ともあかなり似通っています。。しいて言えば、やはり日産が最も落ち込みが大きいということでしょうか?

6月ももう今日で終わりです。6月の自動車生産については、生産調整が引き続き行われたとは言え、全般に回復基調にあると報道されています。少なくとも5月時点までは、日本の自動車メーカーの生産動向はリーマンショック後の動向に非常に類似していました。ここから順調に回復していけるのか?回復傾向に転じたあとの動きに注目していきたいと思います。